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オフショア拠点を持った際のコミュニケーションについて

前職の話になりますが、覚え書きしておきます。

前提

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  • 筆者は日本側のフロントエンドチーム
  • オフショア拠点はフィリピン
  • オフショア拠点のメンバーはチームで 2 名 → 7,8 名
  • 現地にブリッジ的な役割をしてくれる日本人ディレクターが常駐(案件の進行を担当)

英語力

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いちおう自分は大学受験で英語が得意科目でしたが、その際の勉強しか集中的にやり込んだことはないです。
DUO の CD を聞きながら単語覚えました。

就活の際に TOEIC を受けて 700 点程度。それから 5〜6 年ほど経過していたので、現状の点数的にはそれよりも低いと思います。
ざっくりとしたレベル感としては、少し難しい単語でも理解はできる程度ですが、スピーキングに関しては近くに Google 翻訳などがないとほぼほぼ喋れない感じです。

求められた役割

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自身が絡むシチュエーションは下記が大きなところでした。

  • 日本人ディレクターからヘルプ要望に対して、現地メンバーにチャットベースでやり取り
  • Bitbucket にプッシュされるソースのチェック
  • 現地フロントエンドのチャットグループに入って、日本人ディレクターと現地メンバーとのやりとりチェック
  • 年 2 回ほど現地に行って勉強会、スキルチェック等

基本的には各メンバーに担当してもらっている案件ベースで進行していき、

  • 実装に詰まっ際に状況を聞いてヘルプ(参考 or 正解のコードを送る / なぜそうなるかの説明)
  • 現地はネットが貧弱なので、このフォルダアップして欲しいなどの要望受け付ける

ことが多かったです。
そのほか、規約やマニュアルの翻訳、現地の採用や人事評価にも絡みましたが長くなるので割愛します。

チャットワークと Google 翻訳

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チャットワークで現地のメンバーともコミュニケーションを取っていました。
説明の難しい部分は現地の日本人ディレクターにもフォロー入ってもらって、確実に理解しているかを確認してもらうなどしていました。

英語でメッセージする際は主に下記の手順でした。

  • (確実に理解できるものでない限りは)もらったメッセージを Google 翻訳にかける
  • 返信用メッセージを日本語で作成
  • Google 翻訳で日 → 英に
  • 単語のおかしいところ(特に固有名詞や専門用語)を直して返信

自分の場合、いかんせん文法が苦手だったので、骨組みを Google 翻訳に任せて、単語は結構弄ってエンジニアに伝わりやすいように調整しました。
定型文的な英語は「文章 + 『英語』」で検索すると、たいてい DMM 英会話のリンクが最初に引っかかるのでそちらなどを参考にしていました。

注意したこと、細かいテクニック的なもの

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  • Yes or No や 一番伝えたいことを先頭に
  • 完璧な文章を求めないようにする
  • どんなときでも挨拶する
  • 考える余白を残す

Yes or No や 一番伝えたいことを先頭に

日本語でのコミュニケーションでも同じだと思いますが、この実装方法で OK か NG か、この考えで良いか悪いか、などメッセージの核になる部分はとりあえず先に言うようにしました。

日本ではあまりないのですが、もらったメッセージの意図が質問なのか、報告なのか、それ以外か読めない場合も、最初に聞いておいて認識合わせするところは特に意識しました。

完璧な文章を求めないようにする

立場などにもよると思いますが、自分の場合はよりよい英語でコミュニケーションを取るということよりは、詰まっている課題に対して答えを導くことのほうが優先されるべきと、自分も現地のメンバーも思ったいたので、最低限伝われば問題ないというスタンスでやっていました。(もちろんよりよい英語ができるに越したことはないですが)

どんなときでも挨拶する

リモートでコミュニケーション取ると当たり前ですが、その日の最初に挨拶(Hi! や Good Afternoon!など)は欠かさずしました。

考える余白を残す

これも日本と同じですが。。なるべく正解のコードを書いてあげるのではなくて、参考になるリンクやコードを送るようにして、そこから正解を出してもらえるようにして応用をつけてもらうように心がけました。
それどころじゃないときもありましたが。。

今まで知らなかった用語や意味

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Sir

Boss(上司)に対して、みんなしつこいくらいに Sir をつけるんですね。
Thank you, sir. など

Noted

分かりました、というのは I understood. や I got it. などより、
Noted.
This is noted.
のほうが多いんですね。

Thank you.

これは「ありがとう」以外に、日本語で言うところの「よろしくお願いします」という意味もあるのかなと。
しつこいくらいに Thank you を末尾につけますので、自分も真似していました。

単語 or 肯定文 + ?

これは主にスピーキングで手短にする感じですが結構使いました。
Any question?(他に質問はありますか?)など

学んだこと

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このように書いていて思いましたが、日本人同士でコミュニケーション取る上でも大事なことを改めて気づかせてくれたなと思います。

自分はこのフィリピンでの経験しかありませんので比較対象がないのですが、

  • 基本的には言われたことはっちりやる
  • 良くも悪くも日本人のように周りを気にする(気を使える)

メンバーが多かったので、その点に助けられた部分もありました。
ただ別テーマになりますが、言われたことをきっちりやる点は、そこに頼っているとオペレーション作業になれてしまいがちなため、ある程度自由に考える力をつけることも意識が必要と思いました。

また日本でも何名かのスタッフはみていましたが、現地のメンバーに対しては本当に「力になりたい」と思うモチベーションが湧きました。
その根源はなんだろうと考えると、スケールは違いますが、最近読んだ下記の記事の「マネジメントは親心に似ている」という部分が大きいと感じました。

エンジニアからマネージャーになって変わったこと・変わらないこと

国籍や文化が違えど、そこに気を使う必要ももちろんありますが、結局は人と人との関係性のなかでコミュニケーションは成り立つと思います。
特にエンジニア同士ですと、コードという共通言語を別に持っているので、自分の場合は思ったよりもコミュニケーションに苦戦することはなかったように思います。

長くなってしまいましたが、1 月からこのような仕事とは離れそうなので備忘録として記しました。